せっかく書いたのに、本家につながらないのでとりあえずこちらに書く(と書き込んだ3分後にNews-Handlerに繋がった・・・)

今日はノルディック複合の個人スプリント戦。
スプリントは、ジャンプも距離も普通の個人戦の半分。
ジャンプは2本から1本に、距離も15kmから7.5kmになる。
さらに、今回のトリノ五輪個人戦ノーマルヒルで行われたが、今日のスプリントはラージヒル
ノーマルヒルよりは、ジャンプで差がつきやすい。
ジャンプで先行して、距離で逃げ切りたい日本人、特にエース高橋大斗にとっては舞台が整った。

ただ、大斗はまだ腰の調子が良くないようにもみえる。
団体戦では距離で頑張ったが、トレーニングジャンプでは1本130mを飛んだものの、それ以外の2本がいまひとつ。
トリノ五輪 ノルディック複合 個人戦 スプリント ジャンプ トレーニングラウンド 結果

日本からは、大斗の他に好調の小林範仁、ジャンプ得意の畠山陽輔、そして今大会初登場の高校生・渡部暁斗が出場する。
世界ジュニア選手権のスプリントで、ジャンプでトップに立ち、距離で粘りこんで銀メダルを獲得した渡部。
しかし、トレーニングを見るとジャンプの結果は小林と同程度。
まあ、小林のジャンプの調子がいいともいえるけれど。
北村隆は110m台前半のジャンプばかりで、今回のメンバーを外されたようだ。
トリノ五輪 ノルディック複合 個人戦 スプリント START LIST

「今度こそ」の金メダルにかけるハンヌ・マンニネンはトレーニングをキャンセル。
優勝候補は、個人戦銅のマグネス・モーアンか。
K点越えのジャンプを2本出しており、距離の強いモーアンならば十分勝負に持っていけるだろう。
個人戦銀のフェリックス・ゴットワルト、ジャンプの強いクリストフ・ビーラーのオーストリア勢、さらに好ジャンプ連発のピーター・タンネ(最近のテレビ表記に合わせてみた)あたりも有力か。
穴としては、フランスの若手ジェイソン・ラミシャピュをあげたい。
元々ジャンプが得意なこの選手は、トレーニングでも3本中2本が130m越え。
さらに、団体戦の距離ではなかなかの結果を残しており、初の五輪の舞台でいきなりビッグタイトルを手にするかもしれない。

個人戦金メダルのドイツのゲオルク・ヘティッヒも3本目に130mを飛んでおり侮れない。
その他のドイツ勢は、団体戦でアンカーのガイザーが抜かれて銀メダルに終わったことにショックを受けたか、一様に元気がない。
エースのロニー・アッカーマンの調子も一向に上がってこない。
キルヒアイゼンがK点近いジャンプを飛べれば、面白い勝負になりそう。
個人戦6位なのになぜか団体戦を外されたハゼニーは、雪辱を期すが、ジャンプが伸びず、厳しそう。
ちなみに、団体戦アンカーのガイザーは、このスプリントのメンバーを外されている。