深谷大会 第1戦


富士通 77(15-23,25-16,19-12,18-14)65 トヨタ
トヨタは榊原、角井の個人技でスタートダッシュ。コンビネーションで点をとっていた富士通だが、桜庭の早いタイミングでの連続3Pで差を10点に広げられる。船引姉妹開始3分で2人共2ファウル。富士通ゴール下で角井vs矢野良子が激化。攻めあぐんでいた富士通だが、回して外で打つパターンができてくる。会場の掲示板の得点がおかしくなり、確認のためにレフェリータイムアウト。こつこつ差を詰めた富士通だが、榊原の個人技、山岡の3Pで再び差を広げられる。矢野良子インサイドで頑張ってる。
第2ピリオド、ゴール下の富士通のプレッシャーの前に、ゴールを決められないトヨタ。好調三谷の3Pなどで2点差とされタイムアウト。キャッチミス、シュートミスとトヨタは池田のオフェンスが完全にブレーキ。富士通はノーマークをうまく作れるようになり同点に追いつく。それでも。トヨタは桜庭からのナイスパスを池田がようやく決めると、榊原のドライブ、桜庭の3Pで差を広げる。トヨタの球ぎわのプレッシャーが強くなり、富士通は凡ミス連発。一時は8点差まで広がるが、船引まゆみ矢野良子のジャンプショットで詰めると、残り32秒の矢野の2スローで同点。直後にトヨタは三浦の右手だけのドライブで勝ち越すが、残り2秒船引かおりの3Pで富士通が逆転して前半終了。
両チームパスミスの応酬でスタートした後半。2分間ノーゴールの均衡は榊原の3Pで破られトヨタが逆転。しかし、すぐさま矢野のミドルで追いついた富士通は、好調三谷がターンショット、3Pを立て続けに決める。オフェンスができないトヨタに対し、矢野が角井を好ブロック、と思ったらファウル。しかし、このプレーで角井が負傷退場。榊原のイージーショットが落ちるトヨタは得点が積み上がらない。リズムは完全に富士通。矢野の連続3Pも決まり、差が広がる。榊原の3Pでなんとか返し、終了直前の矢野妹の3Pはブザー後で無効となり、8点差で最終ピリオドへ。
佐藤の3Pから第4ピリオドスタート。しかし、桜庭が今日4(or5)本目の早いタイミングからの3Pを決めて反撃。しかし、すぐさま矢野が粘り強くゴール下を沈める。やや集中力が切れかけていたトヨタ。それでも桜庭の船引かおりに対するブロックや池田の連続ゴール下でつなぐ。スティールからの速攻でトヨタが4点差に詰めて、残り6分26秒に富士通タイムアウト。直後のオフェンスで、富士通トヨタのディフェンスを交わし、最後は既に4ファウルの今が池田を交わして6点差。直後、富士通のディフェンスに負けてバックパスをしてしまったトヨタが今度はタイムアウト。これ以降もオフェンスがちぐはぐなトヨタ。残り2分で三谷が3Pをきめ72ー61となったところで完全に勝負あり。この試合最後の盛り上がりは、残り1分で地元埼玉出身のルーキー鈴木一実がコートに登場した時*1。しかし、結局鈴木は見せ場なく試合終了。後半は点差以上に一方的だったように思える。
富士通は三谷も好調だったが、矢野が要所で中に外にとよく決めた。特にインサイドをなかなか攻め切れなかった状況で、何度も局面を開いてチームを楽にした。角井相手のディフェンスもよく踏ん張った。その角井にマークされることが多かった三谷は、角井の弱点をうまくついてのオフェンス。矢野は矢野でもトヨタの姉優子は今日もベンチを温めることが多い。桜庭が3Pをよく決めていたが、トヨタとしては外が1枚足りない感じは否めない。榊原、池田が要所でインサイドのイージーショットを外し波に乗り切れず。前半に多く見られたエンドラインへ走る味方に対してのパスも後半はめっきり少なくなり、後半は単発のオフェンスに終始。角井というインサイドの柱が負傷でいなくなったのが(池田が今日は精彩をかいていただけに)痛かった。
富士通は第2ピリオドで畑投入もこれは明らかに失敗で、実質スタメン+今の6人でのゲーム。蒲谷ってベンチであんなに喜ぶ人だったっけ*2

*1:鈴木の母校らしき高校生集団が大騒ぎしていた

*2:あと、タオル畳み過ぎ